今絶好調のブシャールペール。小区画の自社畑ボーヌ1級のブドウで造られています。社内での評価は高く、出来の悪い畑は外してしまうそうです。
熟成による複雑で華やかな香りがあります。最近若いワインばかり飲んでましたので、ちょっと感激しました。味わいもきれいな酸味があり、しっかりしたボディです。
価格は3,800円。この品質を考えると、非常にお買い得なワインです。買い占めちゃいましたので、しばらく平野屋のおすすめブルゴーニュです!
昨日「鮨っ子」さんで、神亀さんの純米吟醸槽口酒16BYを持ち込んで飲みました。
まず冷で、きれいな米の旨みとサラリと流れるような喉越し。いつもの事ながら、生ひねは全く感じません。寒ぶりの脂がより上品で繊細に感じます。
次に燗。やっぱりと言う美味しさ、2ランク位アップです。生っぽさが無く、限りなく柔らかで口内を包み込むようです。将に甘露、料理は冷の時よりも軽めのものが合いそうです。生酒の熟成酒は苦手なのですが、冷蔵庫のもっと古い分を試してみたくなりますねぇ。ご興味のある方は、ご連絡ください。
昨日、「門土庵」さんで奥播磨 深山霽月と日置桜 生もと純米を飲みました。
奥播磨 深山霽月
冷 きれいな酸味があり、辛口できれいな味わい。「かつおの刺身」と合わせましたが、酸が旨くマッチしていました。
燗 全体の味が引き締まり、とてもスマート。燗ざましになってからも、とても美味しく飲めます。
おかみさんセレクトの「海老とくるみのオーロラソース」は、ピッタリ。
日置桜 生もと純米
常温 スッキリの生もとの酸があり、きれいで切れがあり美味しい。店主の相沢さんも、「好みかも知れない」との由。
燗 常温よりきれいで、シャープ。もう少し熟成すると、味にふくらみが出てもっと美味しくなりそう。常温、燗とも「海老とくるみのオーロラソース」とは、良い相性でした。
純米酒の原料は米と米麹です。
ワインはブドウの出来が品質を決定すると言われるほどに、原料のブドウを重視しています。
一方日本酒の場合は、酒造技術の優劣が品質に対して大きな影響を与えるため、米の品種や精米歩合には関心があっても、米の品質に対してはあまり述べられてきませんでした。
某酒造の専務から、「有機の米と普通の米とでは、発酵の勢いが違う。酵母も有機の米を喜んでいるんでしょう」という話を聞きました。
人工の肥料は、必要なものだけを与える。サプリメントで育てているようなもの。有機肥料にはいろんな成分がいっぱい入っていて、一見無駄に見えます。でも自然のなかでは、不必要なものなどは無く、何かの役に立っている。酵母は自然の生物なんだなぁ、なんて考えていました。
米にこだわる。神亀、秋鹿、竹鶴をはじめ、たくさんの頑固者の蔵元さんとお付き合いが出来て、ありがたいことだとつくづく思います。
ところで秋鹿のレギュラークラスの新酒生酒が揃いました。
17BY新酒
山田錦80%純米生原酒 1.8L 2,415円
雄町80%純米生原酒 1.8L 2,415円
山田錦70%山廃純米生原酒 1.8L 2,835円
雄町70%山廃純米生原酒 1.8L 2,835円
米や仕込みの違いを、飲み比べてみたいですね。
今回は鱧を食べながら、純米酒を楽しみましょう。
お酒は下記の予定です。
冷酒にて
橘屋(宮城) 山廃純米吟醸 16BY
奥播磨(兵庫) 純米吟醸生 夏の芳醇超辛 17BY
龍勢(広島) 純米吟醸 山田錦 17BY
羽前白梅(山形) 純米大吟醸 16BY
燗酒にて
睡龍(奈良) 純米 涼 17BY
独楽蔵(福岡) 純米吟醸 玄 13BY
花垣(福井) 純米大吟醸 七右衛門 9BY
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